支出と生活設計
収入を増やすより、支出を減らすほうが確実です。しかも、下がる前にやるほうが選択肢が多い。
収入が下がる前にやること
年収がある間しかできない
①住宅ローンの借り換えの検討。審査は年収で見られます。下がった後では通りにくくなります。残債・残期間・金利を確認してください。
②クレジットカード・各種契約の見直し。これも審査があるものは在職中に。
③大きな買い替えの判断。車、家電。ローンを組むなら在職中。
④健康診断・治療。収入があり、健康保険の条件が良いうちに。
特に①は金額が大きい。「定年後に考えよう」が最も損な先送りになる項目です。
削る順番
1番目:金額が大きく、手間が小さいもの。保険の見直し、通信費、使っていないサブスク、ガス。年間で数十万円動くことがあります。
2番目:金額が大きいが、手間も大きいもの。住居、車。判断に時間がかかるので早めに検討を始める。
3番目:金額が小さいもの。効果が限定的。ここから始めると疲れて続きません。
1番目で具体的にできること:
・生命保険。子どもが独立していれば、必要な保障額は現役時代と違います
・通信費。光回線とスマホの見直し → 回線の選び方
・ガス。プロパンは会社によって単価が違います → 料金の見直し
・使っていないサブスク・会費の棚卸し
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- 面談は無料・オンライン対応です
- 掲載内容は各社公式サイトの公表値です
- 制度の適用可否は個別の状況によります
医療と介護の備え
60代からは、自分の医療費と親の介護が同時に来ることがあります。両方を計算に入れてください。
自分側:
・高額療養費制度の自己負担限度額は所得によって変わります。収入が下がると限度額も下がります
・医療保険を続けるかどうか。保険料と、実際にかかる自己負担を比べて判断する
・気になる症状は先送りしない。早いほど費用も時間も少なく済みます
親側:
・介護保険で頼めることと、頼めないことを先に知っておく → 保険外サービス
・離れて暮らしているなら、見守りの手段を用意しておく → 見守りの方法
・入院・退院は突然来ます → 入院・退院後の生活
時間の使い方
定年後で見落とされがちなのが時間の設計です。収入の計算はしても、1日の過ごし方を決めていない人が多い。
実務的な話として:
・働く日を週に何日入れるかで、生活のリズムが決まります。完全に自由になると、逆に張りがなくなることがあります
・家にいる時間が増えると、家族との距離感が変わります。家事の分担を含めて、先に話しておくと摩擦が減ります
・食事の準備が毎日の負担になることがあります。作れない日の受け皿を用意しておくと現実的です → 冷凍宅配食の使い方
・体を動かす習慣を、仕事以外で作る。通勤がなくなると、活動量は思った以上に減ります
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